司法書士の視点から見た認知症対策と家族信託について(高橋英之会員)

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宮城県司法書士会がエフエムたいはく(78.9MHz/仙台市)で放送したラジオ番組をご紹介しています。5月はご家族が認知症になってしまったときに多くの人が戸惑う金融機関の対応やそれを回避するための制度についてのお話でした。番組は毎月第4木曜日の14時からオンエア!

5月28日の放送音源

※番組概要および最新の放送につきましてはトップページをご覧ください。
※音源はApple PodcastSpotify PodcastAmazon music podcastでも配信しています。

5月28日の放送内容

2020年5月28日㈭は
宮城県司法書士会 企画広報部 部長の
高橋英之(たかはしひでゆき)さんに
「司法書士の視点から見た認知症対策・家族信託」
というテーマでお話を伺いました。

新型コロナウィルス感染拡大防止のため
今回も前回に引き続きマスクを着用し、
さらに今回は透明なアクリル板が新たに設置され
パーティションを挟んでの収録となりました。
お聞き苦しい点もあったかと思いますが
何卒ご容赦ください。

高橋英之司法書士とパーソナリティの笹崎久美子_20200513_161946

パーソナリティの笹崎久美子(左)と高橋さん

前半のお話

さて、さんのお話によると80歳では4人に1人が認知症になるそうです。

いままでは金銭管理ができなくなったご両親の通帳を預かって、ご家族がお金の出し入れを行うケースもあったかと思います。

ですが最近はコンプライアンスが厳しくなり、ご本人でなければ引出しに銀行が応じなかったり本人確認のために銀行が自宅に電話するなど、ご本人がきちんと意思表示できなければ家族はどうすることもできない事例が増えています。

そのため今は成年後見制度という制度がありご家族が裁判所に申し立てて裁判所が司法書士や弁護士を選任します。認知症の方の財産を守るのが目的のためより公正な立場の第三者が選ばれるそうです。

リクエストコーナー

・・・ということでここでちょっとひと息。
番組の中ほどにオンエアした高橋英之さんのリクエスト曲は浜田省吾さんの「日はまた昇る」でした。

後半のお話

後半は成年後見制度のデメリットから。

成年後継制度には、①毎年収支を裁判所に報告 ②(不動産購入等の)相続税対策ができない(ご本人の財産の現状維持が目的のため)
という課題があるそうです。

そこで最近は家族信託という新しい制度が注目されているとのこと。

これは将来認知症になったときに供えて自分が元気なうちに信頼できる家族等に財産を預けておく制度です。

成年後継制度のデメリットについては番組の後半(開始後14分ぐらい)から。家族信託については17分30秒ぐらいから高橋さんが説明をしてくださっています。詳しくは放送音源にてお聞きください。

お問い合わせ先

※番組でご紹介した内容/イベントや
身近な暮らしの法律のご相談に関しては
宮城県司法書士会(ホームページ
022-263-6755までお気軽にお問い合わせください。

高橋英之司法書士_20200513_163836

今回もマスク着用の収録でした

(パーソナリティ 笹崎久美子)