債権法の改正について(管野章太郎会員)

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「あっ!司法書士に聞いてみよう!」は
宮城県司法書士会がお届けしている
30分のラジオ番組です。
毎月第4木曜日の14:00から
エフエムたいはく(78.9MHz)で放送されています。

2020年3月26日㈭は
宮城県司法書士会 企画広報委員の
管野章太郎(かんのしょうたろう)さんに
「債権法の改正について」
というテーマでお話を伺いました。

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債権というのは人に向かって
権利を行使できることです。

たとえば誰かにお金を貸して
「お金を払ってください」というのが債権で
お金を借りた方は「お金を払わなくてはいけない」
という債務を持ち、債権と債務は
常に表裏一体とのこと。

そしてこれに関する法律がなんと
約120年の間、改正されていないのだそうです。

ですが、社会経済の変化に対応して
今年の4月1日から
民法の債権法が改正されました。

前半は時効についての解説と
一番大きな改正点について伺いました。

▼番組の中ほどにオンエアした
管野章太郎さんのリクエスト曲は
打首獄門同好会の「布団の中から出たくない」
でした。
(すごい?バンド名ですが共感できるいい曲です)

そして後半は、債務の保証について今回の法改正で
「保証人を守る」方向性がより厚くなったことに触れ
①契約時の上限(極度額)の決定と合意について
②事業用融資の保証人と公証人の意思確認手続き
について、主な変更点を伺いました。

実は改正点は全部で200か所もあり
この時点ではまだ施行前のため判例もなく
今後少しずつ固まっていくようです。

詳しくは、以下の
音声プレイヤーでお聞きください。

▼当日の放送音源です。

 

※番組でご紹介した内容についてのご相談やイベントに関しては
宮城県司法書士会(ホームページ
022-263-6755までお気軽にお問い合わせください。

(パーソナリティ 笹崎久美子)