相談を受けるときの便利グッズ(書類)相続登記編(木村弘樹会員)

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宮城県司法書士会がエフエムたいはく(78.9MHz/仙台市)で放送したラジオ番組をご紹介しています。6月は司法書士が行う法律相談会などでより的確なアドバイスを受けるために準備した方がいい書類についてのお話でした。番組は毎月第4木曜日の14時からオンエア!

6月25日の木村弘樹さんの放送音源

※番組概要および最新の放送につきましてはトップページをご覧ください。
※音源はApple PodcastSpotify PodcastAmazon music podcastでも配信しています。

6月25日の木村弘樹さんの放送内容

2020年6月25日㈭は
宮城県司法書士会 企画広報委員の
木村弘樹(きむらひろき)さんに
「相談を受けるときの便利グッズ(書類)相続登記編」
というテーマでお話を伺いました。

新型コロナウィルス感染拡大防止のため
今回もマスクを着用し、
透明なアクリル板を挟んでの収録となりました。
お聞き苦しい点もあったと思いますが
何卒ご容赦ください。

前半のお話「相談会でより具体的で的確な助言を得るには」

木村弘樹さん(宮城県司法書士会)_20200610_162506

木村弘樹さんと番組パーソナリティの笹崎

さて木村さんのお話によると、司法書士の皆さんは様々な相談会で相続登記に関する皆さんのお話を聞きながら「こういう資料をお持ちだと、もう少し具体的なアドバイスができるのになぁ…」と思う事がしばしばあるそうです。

・相続財産はどれなのか?どこにあるのか?
・相続人は誰なのか?

この2点がわからないとご相談が進まないことが多く、二度手間になってしまう相談者も多いとか。

まず、相続財産はどれなのか?という点で不動産を把握するために役立つのは
「固定資産税・都市計画税 納税通知書」です。

仙台市の不動産については、緑色の窓付き封筒に入れられたものが毎年4月初めごろからゴールデン前後にかけて、仙台市の担当部署から送られてくるそうですよ。

また、もし権利証があればそれもご持参いただくとよいヒントになることもあるそうです。

リクエストコーナー

ここでひといき。木村さんのリクエスト曲はクレイジーけんバンドの「あ、やるときゃやらなきゃダメなのよ。Ah Means I Love You」でした。
とても長い曲名ですよね。長年聞いていらっしゃるアーチストだそうです。

後半のお話「こんな書類もあると役立ちます」

後半は「相続財産となる不動産がどこにあるのか?」を知るのに役立つグッズ(書類)について。

そちらの正確な情報を把握できるものに「名寄帳(なよせちょう)」と呼ばれる固定資産課税台帳の写しがあります。

ですが役所で取得する必要があり少々手間もかかるため初回のご相談の場合はそこまで準備する必要はないとのこと。

ただし、司法書士が代行で取得できるので依頼するのも方法とか。

次に「相続人は誰なのか?」については相談者ご自身のほうがよく把握されていらっしゃるものですが、最終的に司法書士は相続に関する方々全員の戸籍謄本や除籍謄本を収集して、裏付けを基にそれを確定しなければなりません。

その糸口として
①亡くなられた方の除籍謄本か
②亡くなられた方の住民票の除票
のいずれかを用意していただけると相談を受ける時に役立つそうです。

私はいままで無料相談会は困り事を本気で相談する前に、少し雰囲気を知っておくための「お試し」という感覚でした。

そのため最初から様々な書類を準備することには心理的な抵抗も多少ありましたが、今回の木村さんのお話を伺ってむしろ質の高いサービスを無料で受けられる絶好の機会では?と考えが改まり、どんどん活用すべきではないかと思いました。詳しくは放送音源をお聞きください。

お問い合わせ先

※番組でご紹介した内容/イベントや
身近な暮らしの法律のご相談に関しては
宮城県司法書士会(ホームページ
022-263-6755までお気軽にお問い合わせください。

(パーソナリティ 笹崎久美子)