専業主婦から起業して10年で得たものはお金で買えないもの
第100回は株式会社ビューティシー代表取締役の黒木薫さんにお話を伺いました。黒木さんは友人の庄子康裕さん の紹介で2016.05.05にご出演いただき、それ以後はFacebookでも親しくさせていただいている私の友人です。
黒木さんは家庭用美顔器「エアリフト」を開発され現在は会社を設立して販売をしていらっしゃいます。今回は黒木さんに「起業してからの10年を振り返って」というテーマでお話しいただきました。
前半のお話
─ 黒木さんが10年間を振り返っていま一番お話したことはどんなことですか?
黒木 そうですね、本当に10年前の私は一介の専業主婦だったんですけれども、この10年間を通じて仕事で得たもの?失ったものはお金なんですけど(笑)(今回は)得たものについてお話をしていきたいと思います。
─ まず一番目は何ですか?
黒木 やっぱり人…人です。得たものというのはすべてお金で買えないもの。
(その意味で)まずは「人」。私は10年間仕事をしてきたわけですけれども、ここに来るまでにいったい何人の方と知り合ったんだろう?と思って名刺を見てみたんですね。そうしたら4000枚名刺があったの!すごいですよね。(笑)
─ どれだけ頑張ったんでしょうか?
黒木 いや、頑張ったっていうかね、じゃその前の10年間の名刺はどれぐらいかな?と考えたら、たぶん2~3枚?(笑)あ、2~3枚ってことはないか(笑)10枚ぐらい?
だって(仕事をしていないと)名刺を交換する機会ってないから、たとえば家電製品を修理してもらったときに修理担当者さんに名刺をもらうとか、あとは保険屋さんとかセールスに来た人に名刺をもらうとか、それぐらいしかない?
それが起業してからの10年間で4000人と出会ったっていうのは、すごいなって自分でも改めて思いました。
─ (4000人いたら)小さな町ができちゃいますよね。
黒木 そうですよね。しかも4000人と出会ったってことは1日一人新しい方と出会ってるぐらいの勢い。ではその4000人の方を全員おぼえているかと言ったら・・・(この続きは動画でご覧ください)
後半のお話
リクエスト曲の Superfly『Eyes On Me』 をはさみ、後半もお話を伺いました。実は私も黒木さんも先ごろ即位礼正殿の儀を終えた天皇陛下とは同世代。後半は少しその話題で話が弾んでから本題に入りました。
─ 今までずっと走ってきて、(年齢的にも縮小を含め)今後の継続について考えたりしませんか?
黒木 もちろんしますね。私ちょっと自分で目標というのがありまして、65歳になったら「こういう生活がしたいな」というのがあるんですね。
─ どんな生活ですか?
黒木 えーとね、投資生活をしたいんです。投資っていうと皆さん、たとえばFXとか株とかついつい(発想が)お金になりますよね。
もちろんそれもそうなんですけれども、私は自分が65になる頃には自分の経験であったりとか、先ほど申し上げたように、人とのつながりであったりとか、できたら、お金ね、お金もね、いまの本当にこれから起業しようとしている人であったりとか、起業始めたばっかりの人とか、そういう若い人たちに投資できるような自分になりたいなってすごく思うんです。
─ なるほど。「伝える」って感じですね。
黒木 そうなんですね。結局やっぱりどうしても気力とか体力とか知力とか衰えていくのは当然当たり前のことだと思うんですよ。
で、若い人たちっていうのはそういった知力とかアイデアとかね、あと体力もあるだろうし情熱もあるだろうし、なんかどんどんどんそれが上がっていく?
ただないのがやっぱり経験であったりとか、人とのつながり、またはお金?…ていうのがどうしても不足してるっていうのかな、でもそういう人たちに与えられる自分でいたいなって。要するにつなげたいっていうのかな、未来につなげたい。自分の思いを未来につなげたい、それが私の言う投資生活なんですね。(この続きは動画でご覧ください)
パーソナリティ 笹崎久美子(人材育成コンサルタント ワッツ・ビジョン 代表)
本日のPHOTO
今日のリクエスト曲
黒木薫さんのリクエスト曲は
Superfly (スーパーフライ)の『Eyes On Me』(アイズ・オン・ミー)でした。
今回のご出演に際し、自分の好きな人への思いを代弁してくれている歌として黒木さんが知人からご依頼のあった曲だそうです。
本日のゲストについて
黒木薫(くろきかおる)さん
株式会社ビューティシー 代表取締役
Facebook(友人の紹介で知り合った友達です)