相続登記相談センターの開設と現状について(車塚潤会員)

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宮城県司法書士会がエフエムたいはく(78.9MHz/仙台市)で放送したラジオ番組のご紹介です。12月は相続登記相談センターの開設と現状についてのお話でした。番組は毎月第4木曜日の14時からオンエア!

12月24日に放送された車塚潤さんのお話はこちら

※番組の概要や最新の放送につきましてはトップページをご覧ください。
※音源はApple PodcastSpotify PodcastAmazon music podcastでも配信しています。

12月24日に放送された車塚潤さんのお話の内容

2020年12月24日㈭は
宮城県司法書士会の会長を務める
車塚潤(くるまづかじゅん)さんに
「相続登記相談センターの開設と現状」
というテーマでお話を伺いました。

車塚潤さん(左)と番組パーソナリティの笹崎

前半のお話「相続登記相談センターを開設しました」

この秋、宮城県司法書士会が相続登記相談センターを開設いたしました。

相談センターは「相続登記は司法書士」を合言葉に、全国の司法書士会単位で開設が進んでいる専門窓口です。宮城県の場合は、宮城県司法書士会(司法書士会館/仙台市青葉区春日町)の1階ブースで相続や登記に関するご相談を一括で受付けてくださるそうです。

ご相談内容は、遺言の作成サポートや任意後見契約、成年後見、銀行・株・不動産などの遺産承継など、相続と登記に関することを幅広くワンストップで対応していただけるとのこと。

ですが、残念なことに新型コロナウィルスの影響で面接相談は中止されており、現在は電話のみの受付けとなっています。そのためオープンのPRも控え、車塚さんのお話では「用意した幟(のぼり)も使わずに倉庫の中」にあるそうです。

相続登記相談センターが全国で開設されている背景には、今後の法改正が検討されている《相続登記の義務化》があるようです。

東日本大震災では用地買収や移転先地に関する手続きに際し、相続登記されていない土地や山林が数多くあり、それが復興の障害になったことはご存じの方も多いと思います。

また一般的な相続であっても、兄弟姉妹間の争いになるケースが多く「きちんとした遺言書をつくって残された人たちもハッピーになってほしい」という車塚さんのお話でした。

具体的なエピソードはトーク音源の前半をお聞きください。

リクエストコーナー

車塚さんのリクエスト曲は及川光博の「理想論」でした。
野外イベントで存在を知り「同い年として注目しているアーチスト」とのことです。

後半は相続登記相談センターに関するお話とオンラインに関するフリートーク

今回番組でご紹介した相続登記相談センターの電話番号は以下です。

宮城県司法書士会 相続登記相談センター
022-221-6870
※月・水・金 13:30~16:30
※現在、電話が込み合っておりつながりにくい日もあるようです。

相談センターに開設にあたって、当初は記者会見を行うなどの報道発表も予定されていました。新型コロナウィルスの影響でそれらがすべて中止になり、センター自体も電話相談のみとなっていますが、会員の司法書士事務所は通常通りの業務を行っていますので、そちらに直接足を運んでいただくか、または宮城県司法書士会にお電話いただければお近くの司法書士を紹介してくださるそうです。

コロナ禍の状況で会が主催するセミナーも「今後はオンラインに切り替えて様々な情報の発信を予定している」と話す車塚さんですが、司法書士の皆さんの研修も今はZOOM等をつかったオンラインになっているとのこと。お話の後半はオンラインの勉強会のお話なども伺いました。

早くコロナが収束して、面接相談が可能になってほしいですね。そのときはまた、番組を通して改めてご紹介したいと思います。今回は宮城県司法書士会が開設した相続登記相談センターの現在と相続登記を取り巻く状況など、2つの「現状」についてお話を伺いました。

お問い合わせ先

※番組でご紹介した内容/イベントや
身近な暮らしの法律のご相談に関しては
宮城県司法書士会(ホームページ
022-263-6755までお気軽にお問い合わせください。

(パーソナリティ 笹崎久美子)