子どもたちが自分で考え話し合い法律への意識を高める子ども法律教室『解釈のちから』をオンラインで開催!(伊東玲子会員)

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エフエムたいはく(78.9MHz/仙台市)で宮城県司法書士会が放送したラジオ番組のご紹介です。この番組は宮城県司法書士会に所属する司法書士の皆さんに月替わりでお話を伺う30分のトーク番組です。

2022年1月27日㈭は、宮城県司法書士会 法教育推進委員長の伊東玲子(いとうれいこ)さんに「子ども法律教室『解釈のちから』」についてお話を伺いました。放送は毎月第4木曜日の14時からオンエア中です。以下に前半と後半の出だしの一部を要約して少しだけご紹介します。

※伊東玲子 さんの過去のお話はこちらです。
➡ 2018年7月12日 宮城県司法書士会の法教育事業(伊東玲子会員)
➡ 2017年2月23日 法教育と法律、契約について(伊東玲子会員)

 前半のお話  子どもたちが話し合い意見交換をして考えるちからを養う法律教室

ー 本日のテーマは?

伊東 今日は子ども法律教室についてお話をさせていただきます。宮城県司法書士会では平成27年に初めて『解釈のちから』という教材で子ども法律教室を開催し、その後毎年行っていましたが、令和2年度はコロナのために中止になりました。ですが何とか実施する手段はないものか、と、去年初めての試みとしてオンラインを使った子ども法律教室を開催させていただきました。今年も引き続き行う予定です。

ー 参加者はPCやスマートフォンで?

伊東 ZOOMを使った開催ですが、イベントの性質上、スマートフォンでの参加はお断りしています。パソコンやタブレットでご参加うださい。参加費は無料です。(詳細は以下のチラシをご覧ください)※申込書付きチラシ(PDF)のダウンロードはこちらから

 

ー 今年は全県の小学校に告知されたそうですが?

伊東 はい。昨年までは「今年は青葉区と泉区、翌年は若林区、太白区、宮城野区」という風に(チラシをお配りする小学校を)分けていましたが、オンラインですので今年は初めて宮城県全域の小学校に対してチラシを発送しています。

ー 定員があるんですね。

伊東 24名です。万が一これを上回るご応募があったときには抽選ということになってしまうのですが、グループごとにお話合いをしていただくなど、オンラインになると実際に教室で対応するよりは難しい部分もありますので、そうさせていただきました。チラシは宮城県司法書士会のHPにも掲載しておりますので、そちらでも確認できますし、宮城県司法書士会にお電話(022-263-6755)でお問い合わせいただいても結構です。

ー 内容についてもお聞きしたいです。

伊東 子ども法律教室では毎年紙芝居を行っておりまして、今回はそちらをZOOMで流します。それを見ていただいて、それについて皆さんで話し合ったり、色々意見を交換したりするものです。(以降のお話は再生プレイヤーでお聴きください ※続きは5:35ぐらいから )

※音源はPodcastでも配信しています。 w62_Spotify-Podcast w62_Amazon-Podcast
※番組の概要や最新の放送につきましてはトップページをご覧ください。

 後半のお話  剥ぎ取った六法全書を持って子どもとお散歩しながら受験勉強しました

本日の後半は司法書士になった理由やエピソードを伺うコーナーです。

ー 伊東さんはなぜ司法書士に?

伊東 私は元々裁判所の職員をしておりまして、一生の仕事をしたくて職員になったのですが、結婚をして、主人が裁判官だったので全国転勤なんですね。裁判所の職員のほうは東北内でしか転勤ができなかったので、それで主人の転勤に合わせて辞めざるを得なくなったのですが、仕事はしていたいな、と思いました。

そこから「何がいいかな」と考え、せっかく法律の仕事をしていたので法律の勉強を活かせる仕事…そして人と交われる仕事がいいと思いました。そこで司法書士の仕事を知りまして色々な活動ができることがわかり、そこで一から勉強を始めたんです。

始めたときは子どもがひとりいて、子どもに授乳しながら、お散歩に行きながら、という形で受験をして(笑)それで何年かかかって合格しました

ー すごいですね。お子さんがいらっしゃると時間が取れず大変だったと思うのですが?

伊東 そうなんですよ。大学受験とかは嫌で嫌でしょうがなかったんですけど、司法書士の受験を子どもを抱えながらやっていたときには勉強できる時間が本当にありがたくて「できるときにやらねば!」ということで。しかもそのときは山形の裁判所にいたので予備校にも通えず通信教育を使い、子どもと散歩に行きながら六法を読んだりとか。

ー 六法全書を持ってお散歩に?

伊東 もう、六法をびりびりに細かく破って「今日はここの部分を覚える!」という感じで(笑)。。破ると言っても民法の部分を剥ぎ取って、刑法の部分を剥ぎ取って、薄い冊子にするんです。背表紙を剥がして法律ごとに薄い冊子にして持ち歩いたり、単語帳を持って行ったり、そんな形でやっていました。

ー どの辺から勉強を?多少は法律の知識をお持ちだったかもしれませんが。

伊東 ほとんどないに等しいです(笑)法律ってしょっちゅう改正があるんですよ。なので大学の時にやった勉強や裁判所の職員を受験するときの勉強とは変わっていることもけっこうあったんです。(この続きは再生プレイヤーでお聴きください。※後半は11:40前後から、このお話の続きは15:40前後からです。)

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本日の田中光太郎さんのリクエスト曲

伊東玲子さんのリクエスト曲はYOASOBI(ヨアソビ)『あの夢をなぞって』でした。
伊東さんのコメント 「うちの子供たちがYOASOBIさんが大好きなんです」

(パーソナリティ 笹崎久美子)

お問い合わせ先

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宮城県司法書士会ホームページ
022-263-6755までお気軽にお問い合わせください。