女性司法書士による女性のための無料相談会のお知らせ(森田みさ会員)

この記事は最終更新日から1年経過しています。内容が古い可能性があります。

エフエムたいはく(78.9MHz/仙台市)で宮城県司法書士会が放送したラジオ番組のご紹介です。この番組は宮城県司法書士会に所属する司法書士の皆さんに月替わりでお話を伺う30分のトーク番組です。

2022年2月24日㈭は、宮城県司法書士会 会長の森田みさ(もりたみさ)さんに「女性司法書士による女性のための無料相談会」についてお話を伺いました。放送は毎月第4木曜日の14時からオンエア中です。以下に前半の出だしと後半の一部を要約して少しだけご紹介します。

※森田みさ さんの過去のお話はこちらです。
➡ 2021年6月24日 来年から大人になる年齢が変わります。民法の改正で18歳でもひとりで契約ができるようになります(森田みさ会員)
➡ 2018年8月23日 司法書士会が取り組む無戸籍問題について(森田みさ会員)

 前半のお話  私自身が「女性の先生でよかった」と言われることが多いんです

ー 本日のテーマは?

森田 今日は3月に行われる女性のための女性司法書士による無料相談会のお知らせです。相談員も受付担当も全員女性です。3月7日(月)~3月12日(土)まで行われる相談会で、3月7日(月)から11日(金)までは午後の時間帯に面接相談のみ、3月12日(土)は10時から16時まで面接相談と電話相談を行います。場所は宮城県司法書士会館(仙台市春日町)です。面接相談は予約が必要ですが詳細はチラシ(宮城県司法書士会のPDFはこちら/※公開終了後はこちら)をご覧ください。

ー この相談会を始めたきっかけは?

森田 震災(東日本大震災)のあとに始まったのですが、ちょうどその頃、DVや児童虐待など家庭内の暴力が増えているという報道があり、女性の皆さんが困っているのではないか?というのがきっかけでした。ですが、そういった内容に限らず私自身が「女性の先生でよかった」「女性だから話しやすかった」と言われることが多く、女性に相談したいというニーズがあるように思いました。ほかの地域の司法書士会でも女性相談会をやっているところがあったので、宮城でもやりましょうということで始まり今回が9回目になります。今年は3月ですが以前は11月に開催したこともありました。

ー どういうご相談が多いのですか?

森田 内容は普段の相談会とあまり変わらず、相続に関するご相談が一番多いのですが、ほかにも離婚の手続きや養育費に関するご相談もありますし、中にはセクハラなどの職場の問題を相談される方もいらっしゃいます。

ー セクハラにはどんな対応を?

森田 金額が140万以下であれば司法書士でも取り扱えますので慰謝料請求のお手伝いをします。そういった行為をやめてほしいという書面を出すこともありますが、慰謝料請求に付随して、ということにはなります。

ー どんなときに手ごたえを感じますか?

森田 毎年開催をしていて広報誌や新聞でお知らせをしていますが、以前相談にいらした方が1年前のチラシを持ってきたことがあったんです。その方は「1年前はなかなか勇気が出なくて相談に来れませんでした。1年迷いましたが今年もあると聞いたのでやっと相談に来ました。」とおっしゃっていたんです。

それを聞いて相談に行くというのはそれぐらいハードルが高くパワーがいることなんだと感じて、女性だから来てくださったのならやっていてよかったと思いました。中には相談しながら泣いてしまう方もいますが、帰るときにはすっきりと笑顔でお帰りになるので、そういったときもやってよかったと思います。(以降のお話は再生プレイヤーでお聴きください ※続きは5:32ぐらいから )

※音源はPodcastでも配信しています。 w62_Spotify-Podcast w62_Amazon-Podcast
※番組の概要や最新の放送につきましてはトップページをご覧ください。

 後半のお話  法律の勉強がすごくおもしろかったので司法書士の資格を取りました

放送では会員司法書士の皆さんに、司法書士になった理由やエピソードも伺っています。

ー 森田さんが司法書士になった理由は?

森田 私、勉強が好きだったんです(笑)学生の時から試験が好きでしたが、高校の時に段々くじけて来てしまったためそのまま目標もないまま就職をしてしまいました。その後、不動産の仕事をしていた父から「宅建の免許ぐらい取ったら?」と言われて取り組んでみたら、法律の勉強がすごく面白かったんです。それで様々な資格を取り始めてその流れで司法書士の資格も取りました。だから試験を受けたときにはどういう仕事なのかもわからなかったんです(笑)

もちろん合格するのはとても大変で、友達を無くすぐらい勉強はしたのですが、基本的には仕事として目指したのではなく勉強そのものが面白かったんですね。それでもう少し勉強をしたいと思い、司法書士試験に合格してから社会人入学で大学に入ったのですが、結婚等で専業主婦になり、やはり司法書士になるという気持ちは特にありませんでした。

ー ではいつ頃思い始めたのですか?

森田 そのあと、生活が段々苦しくなってきたときに、何か仕事をしなくては?と思い、その時にどういう仕事かもよくわからないまま「せっかく資格を取ったのだから司法書士でもやってみるか?(笑)」と思ったんです。

そのときには神奈川県に住んでいたので、地元の司法書士会に電話をして「資格取得後しばらく経っていますが、どこかの事務所に就職したい」という連絡をしました。ですが当時は司法書士の資格者がどこかの事務所に就職するようなことがあまりなかったので、「無報酬で研修させてくれる事務所なら探せますよ」と言われ、そこで見習いとして2か月ぐらい修業したのがスタートになります。

(以降のお話は再生プレイヤーでお聴きください ※この続きは19:07ぐらいから )

※音源はPodcastでも配信しています。 w62_Spotify-Podcast w62_Amazon-Podcast
※番組の概要や最新の放送につきましてはトップページをご覧ください。

本日の森田みささんのリクエスト曲

森田みささんのリクエスト曲は宮本浩次『夜明けのうた』でした。
森田さんのコメント 「あんなに魂を込めて歌う人はほかにいないと思います。エレファントカシマシが好きでずっと聞いていますが、これはソロになってからの曲で去年のNHK紅白歌合戦でも歌われました。私は毎回宮本さんが歌うのをTVで見ると本当に感動するんです。いまはライブ中で、実は私も行ったんですけど・・・泣きながら見て見ました」」

(パーソナリティ 笹崎久美子)

お問い合わせ先

※番組でご紹介した内容/イベントや
身近な暮らしの法律のご相談に関しては
宮城県司法書士会ホームページ
022-263-6755までお気軽にお問い合わせください。