【2024.2月】宮城県司法書士会の子ども法律教室「相談のちから」について(嵐田志保会員)
『あっ!司法書士に聞いてみよう!』は宮城県司法書士会が毎月第4木曜日の14時からエフエムたいはく(78.9MHz/仙台市)で放送している30分のラジオトーク番組です。
このブログでは番組で放送された音源を掲載し、前半と後半の出だしのトーク(一部)を要約してご紹介しています。
2024年月2月22日㈭は、宮城県司法書士会で企画広報部の部長を務める嵐田志保(あらしだ しほ)さんが、同会が主催する『子ども法律教室「相談のちから」』についてお話をしてくださいました。
※これまでの「こども法律教室」についてはこちらをご覧ください。
➡ 2023年9月28日 宮城県司法書士会等がつくったエンディングノートについて
➡ 2022年3月24日 若者のマルチ被害について
➡ 2020年9月27日 司法書士会が行っている学校向けの身近な無料法律講座について
➡ 2019年7月25日 宮城県司法書士会の法教育イベントについて
➡ 2019年1月24日 3月3日開催!子ども法律教室と”法教育”について
➡ 2017年8月24日 高校生を対象に”1日司法書士”体験会を行いました
➡ 2017年7月27日 司法書士ってどんなお仕事?②
前半のお話 すぐに満員になる人気のイベントなんです
ー 「子ども法律教室」について基本のところからご説明願います
嵐田 はい、今年も令和5年度の子ども法律教室として3月10日の午前中に仙台市戦災復興記念館で「相談のちから」というイベントを行います。対象は小学校5・6年生の児童32名となります。
もう届いていると思いますが、児童1名に1枚が行き渡るように、宮城県内の各学校にチラシを送っています。
申し込みが多数の場合は抽選になってしまいますが、実はこれはとても人気のイベントなんです。コロナになる前(平成31年)に一度行っているんですが、仙台市だけ(の開催だったのに)ですぐ満員になってしまいまして。
ー 今は宮城県全域が対象なんですね?
嵐田 そうなんです。申し込み多数の場合は抽選なので、早く申し込んだ方がいいか?ということはなんとも申し上げられないのですが、締め切りは2月27日(必着)です。この放送が2月22日なのであと少しです。それまでにお申込みいただければと思います。
ー どんな内容になりますか?
嵐田 まず紙芝居(スライドショー)を見てもらうんです。パールが採れる王国がありましてそこに海賊が責めてくるというストーリーです。(その後の流れは下部の「パーソナリティからひとこと」に記載)
ー ということは今年はオンラインではなく実際に集まる法律教室なのですか?
嵐田 あ、そうなんです。去年まではオンラインで「解釈のちから」というプログラムをやっていたんですけれども、今年は内容を変えて「相談のちから」というものをやります。
昨年参加されて今年が二回目の方も十分楽しめる内容になっていると思います。(以降のお話は再生プレイヤーでお聴きください ※続きは04:25前後からです。)
※音源はApple、Spotify、Amazon等の各Podcastでも配信しています。
※番組の概要や最新の放送につきましてはトップページをご覧ください。
リクエストコーナー
後半のお話 ルールや制限の中で専門家に相談して解決方法を模索
ー 前半を聞いて思ったのですが各グループにコインが配られるのですか?
嵐田 はい。コインは各班にたぶん5コイン(未確認)ずつ割り当てられて、専門家に相談するには「この人には何コイン、この人には何コイン」と決まっています。
ー 専門家の相談料に差があるわけですね。高い人もいるとか?
嵐田 あ、高い人います(笑)確か、戦士とか法律家とかコンサルタントは高かったような・・・
そして、初めにコインが多い専門家に相談してしまうとコインが足りなくなって2回目の相談ができないこともあったりして、であれば高いところに相談したなら、その内容を自分たちでかみ砕いてどう対応するのか?など、本当に現実の世界みたいですよね。
(お金は流通しないのですか?)流通はしないんです。もらったお金(コイン)はその班の中だけで使います。
ー 確かに相談は大事ですよね?
嵐田 はい、やっぱり自分一人で悩み事などがあったときに、解決できることとできないことがありますよね。
専門家に相談したら解決方法が見えてくることもありますが、自分だけで考えて考えて(結論を出しても)それが本当に正解なのかわからないということもよくあります。
(それにアイデアも浮かばないし?)そうなんですよ、選択肢がわからないというのもよくある話だと思います。
ー 今の若い人ってあまり他人に相談しないんですよ
嵐田 そうなんですか?ネットで探すとかですか?Google先生に聞いてみるとか?
ー Z世代は人に迷惑をかけるので相談しちゃいけないと思っている人が多いらしいです
嵐田 え。全然理解できないんですけど、私などは聞いたほうが早いかな?と思ってすぐ聞きます(笑) (以降のお話は再生プレイヤーでお聴きください ※後半は12:39から。このお話の続きは16:35前後からです。 )
※音源はApple、Spotify、Amazon等の各Podcastでも配信しています。
※番組の概要や最新の放送につきましてはトップページをご覧ください。
本日の嵐田志保さんのリクエスト曲
本日の嵐田志保さんのリクエスト曲は Primeshock (プライムショック)の『Everybody Dance Now』でした。
嵐田さんのコメント 「すごくノリがよくて本当に大好きなんです。この番組を車で聞いていらっしゃる方も、眠気が一発で覚める曲なので、ぜひ、聞いていただければと思います。」
番組を終えてパーソナリティからひとこと
前半は私の質問が嵐田さんのお話の腰を折ってしまう形になり、それに続く内容の説明があとになってしまいました。
私からこの場を借りて補足いたしますと、この「子ども法律教室」は、子供たちが専門家に相談して課題解決にトライするイベントです。
紙芝居で王国の危機を知った子供たちは、そのあと、宮城県司法書士会の皆さんが扮する、役所の人、コンサルタント、戦士、長老、法律の専門家、占い師、魔法使い、ミュージシャンの8人の専門家から好きな相手を選び、グループ単位で相談に行くのです。
けれど、相談する相手によって必要コインが違ったり、他のグループに先を越されてお目当ての専門家に相談できないなど、様々なルールや制限がある中で、子供たちが自分たちで、誰にどう相談するか?をグループで話し合いながら合議制で解決を目指すワークショップです。
とても面白そうですね。嵐田さんの生き生きとした口調からは、子供たちのために司法書士の皆さんが自分たちも楽しみながら取り組んでいる様子が伝わってきました。
(記事作成 番組パーソナリティ/笹崎久美子)
お問い合わせ先
※番組でご紹介した内容/イベントや会社設立・不動産登記・相続・遺言・成年後見などのご相談に関しては宮城県司法書士会(ホームページ)
022-263-6755までお気軽にお問い合わせください。